povoは中国で使える?1GB・3日680円のトッピングとeSIMの境目、LINEやGoogleの扱いと設定
povoで中国に行く場合、エリアトッピングで足ります。eSIMとの差はわずかです。
povo2.0は中国本土でも使えますが、データ通信には中国・香港・マカオ向けの海外データトッピング(1GB/3日間680円、3GB/7日間1,980円)の購入が必要です。
5日・3GBなら中国eSIMの1,750円前後との差は200円ほどで、トッピングで足ります。
LINEやGoogleが使えるかを公式が保証していない点、使い切ると買い足せない落とし穴、出発前・到着後の設定、繋がらないときの確認順、着信145円/分の通話料までまとめました。
povoは中国で使える。データは「中国・香港・マカオ」向けトッピングを買って使う
povo2.0は、中国本土でも使えます。電話番号は日本のままで、通話・SMSもデータ通信も対象です。
ただし、データ通信には「海外データトッピング」の購入が要ります。povoの公式FAQには、トッピングを持っていないと最大128kbpsの低速通信も使えないとあります。何も買わずに中国へ行くと、Wi-Fi以外ではネットにつながりません。
中国で買えるのは、「中国・香港・マカオ」共通のエリアトッピング2種類です。
| 【中国・香港・マカオ】エリアトッピング | 料金 |
|---|---|
| 海外データ1GB(3日間) | 680円 |
| 海外データ3GB(7日間) | 1,980円 |
香港とマカオでも同じトッピングが使えるので、香港経由で本土に入る旅程でも1つで足ります。海外ローミングの料金には消費税相当額が加わらないので、表の金額がそのまま支払額です。国内用のデータトッピングやデータボーナスは、残っていても中国では使えません。
あなたが「povo2.0データ専用」で契約しているなら、海外データトッピングは買えず、通話・SMSも使えません。中国のeSIMを用意してください。povoに新しく加入した人は、海外ローミングを使う前にpovoサポート(チャット)への申し込みが要ります。
5日間で3GB使うなら、当サイトの判定は「海外プランを付ける」です。povoの3GB/7日間は1,980円で、同じ条件の中国eSIMの目安1,750円前後との差は200円ほどしかありません。
トッピングならアプリで買うだけで、eSIMを入れる手間がかかりません。
ただし中国では、料金より先に考えることがもう1つあります。LINEやGoogleが使えるかどうかです。日本のキャリアのローミングは日本のネットワークを経由するので規制を受けにくいとされますが、povoは公式に保証していません。詳しくは「povoで中国のLINEやGoogleは使える?」の見出しに書きました。
povoの中国トッピングとeSIM、どちらが安い?4〜7日で3GBまでならトッピング
povoとeSIMのどちらが安いかは、中国にいる日数と使うデータ量の2つで決まります。中国は、3GB/7日間の1,980円とeSIMの相場が近い国です。
中国の日数・使う量別の料金(povoとeSIM)
各社の中国向けeSIMの価格の中央値(当サイトの判定ツールが使う目安)と、povoでいちばん安い買い方を並べました。滞在中は毎日同じ量を使う前提の判定です。
| 使う量 | 3日 | 4〜5日 | 6日 | 7日 |
|---|---|---|---|---|
| 1GB | povo 680円/eSIM 650円 | povo 1,360円/eSIM 1,300円 | povo 1,360円/eSIM 1,300円 | povo 1,980円/eSIM 1,750円 |
| 2GB | povo 1,980円/eSIM 1,300円 | povo 1,980円/eSIM 1,300円 | povo 1,360円/eSIM 1,300円 | povo 1,980円/eSIM 1,750円 |
| 3GB | povo 1,980円/eSIM 1,550円 | povo 1,980円/eSIM 1,750円 | povo 1,980円/eSIM 1,750円 | povo 1,980円/eSIM 1,750円 |
| 5GB | povo 7,080円/eSIM 1,900円 | povo 7,080円/eSIM 2,400円 | povo 7,080円/eSIM 2,400円 | povo 7,080円/eSIM 2,400円 |
トッピングが現実的なのは、4〜7日で3GBまで使う場合です。3GB/7日間は日数にかかわらず1,980円で、当サイトの判定は「海外プランを付ける」になります。
1GBで足りる人は、もっと短い旅行でもトッピングで済みます。3日までは680円、4〜6日は680円を2回買って1,360円です。2回目は1回目の3日間が終わってから買います。
一方、3日で1GBを超えそうなら、eSIMのほうが700円ほど安くなります。4〜5日で2GB前後に収まる人も同じで、povoの1,980円はeSIMより700円ほど高くなります。
8日以上の滞在では、3GB/7日間では日数が足りなくなります。10日で3GBなら、eSIMのほうが安く済みます。
自分の使い方は海外旅行は1日何ギガ必要?の用途別の表で見積もってください。
povoのトッピングは、使い切ると期間中は買い足せない
povoで一番気をつけたいのは、容量を後から足せない点です。公式ページには、海外データトッピングが適用されている間は新しい海外データトッピングを買えないとあります。
3GB/7日間を4日目に使い切ると、7日目が終わるまで次を買えません。残りの日は、ホテルのWi-Fiを使うか、その場でWi-Fiにつないで中国eSIMを買って入れることになります。
中国のあとに台湾や韓国へ回る旅程でも、同じ制約がかかります。台湾も韓国も、中国とは別のエリアトッピングです。
中国の分が終わるまで、次の国の分は買えません。台湾側の料金はpovoは台湾で使える?に書きました。
7日以内の滞在で最初から4GB以上を見込むなら、povoで選べるのはレギュラートッピングです。
| レギュラートッピング | 料金 |
|---|---|
| 5GB(14日間) | 7,080円 |
| 10GB(30日間) | 9,800円 |
5日で5GBなら、eSIMの目安は2,400円前後。povoは7,080円なので、4,000円以上の差が付きます。地図・配車・決済・翻訳をすべてスマホの通信で回す人は、最初からeSIMにしておくほうが安全です。
povoで中国のLINEやGoogleは使える?公式は保証していない
中国本土では、LINE・Google・Instagram・YouTubeが現地の回線から使えません。povoで使えるかどうかは、料金と並ぶ判断材料になります。
分かれ目は、インターネットへの出口が中国本土の中にあるか、外にあるかです。日本のキャリアの国際ローミングは、現地の基地局から電波を受け取りますが、通信そのものは日本のネットワークを経由するとされます。povoも同じ仕組みと考えられ、規制の影響を受けにくい状態になります。
ただし、povoはこの点を保証していません。海外ローミングのページには「規制」「LINE」の語が1度も出てきません。トッピングの詳細ページも、中国で使えるアプリには触れていません。
規制を受けにくい構造ではあっても、使えると確約できる状態ではありません。次のように備えておくと安心です。
- 連絡の手段を1つに絞らず、LINE以外にメールやSMSでも連絡できるようにする
- AlipayやWeChat Payなどの決済アプリと地図アプリを、日本にいるうちに入れて登録まで済ませる
- 登録に日本の番号あてのSMSが要るアプリもあるので、povoの回線は残しておく
ホテルや空港のフリーWi-Fiは、つながっても中国国内の回線を経由します。同じ規制の対象になるので、Wi-Fiではつながらなかった画面がpovoの通信では開く、ということが起こりえます。
VPNを別に契約するべきかどうかは、中国旅行のスマホはどうする?にまとめました。povoだけでなく、キャリアのローミング全般と、eSIMの接続方式による違いを書いています。
povoを中国で使う設定と、繋がらないときの確認順
povoは、出発前にアプリでの確認とトッピングの購入、中国に着いてから端末の設定をします。トッピングは日本にいるうちに買っておけます。
出発前:アプリで海外ローミングがONか見て、トッピングを買う
出発前の準備は次のとおりです。
出発前(日本で)
- povo2.0アプリの
プロフィール→設定を開き、海外ローミングがONか見る - OFFなら、povoサポート(チャット)に連絡してONにしてもらう
- アプリの
海外からトッピングを選び、上記詳細を確認しましたにチェックする スワイプして購入を確定するを右へスワイプする
OFFだった場合の連絡には、免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が要ります。新しく加入した人は、この申し込みを済ませないと中国で使えません。アプリは Ver.1.7.0 以降が必要です。
日本で買ったトッピングは「利用開始前」の状態で待機し、30日以内に中国でつながないと使えなくなります。支払いは買った時点で確定し、途中でやめても日割りで返金されないので、日程が決まってから買ってください。
期間は、中国でデータ通信につないだ時刻から24時間ごとに1日と数えます。3日間なら72時間です。
SIMの切り替えや再発行は、トッピングを買う前に済ませておきます。トッピングの利用中にSIMを切り替えたり再発行したりすると、残りの容量を使えなくなります。
到着後:端末のデータローミングをオンにする
中国に着いたら、端末のデータローミングをオンにします。iPhoneとAndroidで場所が違います。
到着後(iPhone)
設定→モバイル通信を開く- povoだけなら
通信のオプション、SIMが2つあるならpovo2.0を選ぶ データローミングをオンにする
到着後(Android)
設定→ネットワークとインターネット→SIMを開くpovo2.0を選び、ローミングをオンにする
残りの容量は、アプリの「海外」の画面で確かめます。povoは残量ごとのお知らせを送らないので、ときどき自分で開いて見てください。
地図や翻訳、配車に毎日つなぐ人は、iPhoneの省データモードかAndroidのデータセーバーも入れておきます。裏で動く通信を抑えられます。手順は海外旅行のスマホ設定に書きました。
同行者とテザリングで分ける使い方もできます。トッピングの容量はテザリングでも使えますが、機種と渡航先によって使えない場合があると公式ページに書かれています。2人で分けるなら1GB/3日間では足りなくなりやすいので、3GB/7日間にするか、それぞれが中国eSIMを入れるほうが確実です。
中国eSIMを入れた人は、povoを残してデータだけ切り替える
eSIMを選んでも、povoは解約しなくてかまいません。トッピングを買わなければ、povoの回線ではデータ通信が使えません。
端末の設定で、モバイルデータ通信に使う回線をeSIMに切り替えます。povoの回線をオンのまま残しておけば、中国でもSMSを無料で受け取れます。日本のサービスから届く認証コードのSMSも受信できます。
中国のeSIMは、接続の方式が事業者ごとに違います。買う前に確かめる点は、中国旅行のスマホはどうする?の4つ目の見出しにまとめました。
povoが中国で繋がらないときの確認順
中国でつながらないときは、最初にpovo2.0アプリでトッピングの表示を見ます。「利用開始前」のままなら、まだ中国の回線につながっていません。
その場合は、povoの公式FAQが挙げている順に確かめます。
公式FAQの確認順
- 端末の電源を切って、入れ直す
- アプリで
海外ローミングがONになっているか見る - 日本でpovoを一度も使っていないなら、端末へのSIMの設定が終わっているか見る
- ネットワークの選択を手動にして、中国の通信事業者を選ぶ
あわせて、端末の データローミング(Androidは ローミング)がオンになっているかも見てください。オフのままだと、トッピングを買っていても中国の回線でデータ通信が始まりません。
表示が「利用中」なのに通信できないなら、容量を使い切っている可能性があります。期間が終わるまで次のトッピングは買えないので、Wi-Fiを使うか、中国eSIMを足すことになります。
通信はつながっているのにLINEやGoogleだけ開かないときは、設定ではなく規制の影響の可能性があります。日本にいるうちに入れた地図・決済・連絡のアプリに切り替えるか、中国eSIMを足してください。
povoの中国での通話料・SMS料金
通話とSMSは、データのトッピングとは別の料金です。povoの公式ページにある中国の料金は、次のとおりです。
| 使い方 | 料金 |
|---|---|
| 中国の番号へかける | 70円/分 |
| 日本の番号へかける | 175円/分 |
| そのほかの国へかける | 265円/分 |
| 電話を受ける | 145円/分 |
| SMSを送る | 100円/通 |
| SMSを受ける | 無料 |
注意したいのは着信です。日本の家族から電話がかかってくると、受けた側のあなたに145円/分がかかります。
10分話せば1,450円で、あなたが中国から日本へかける175円/分に近い高さです。LINEの通話は、使えるときならデータ通信だけで済みます。ただし中国では規制の影響を受ける場合があるので、連絡の手段を2つ持っておくと安心です。
日本のフリーダイヤルには、中国からはつながりません。カード会社の紛失窓口などは、フリーダイヤル以外の番号を控えておいてください。
SMSの受信は無料なので、日本の番号あてに届く認証コードを受け取れます。送信は100円/通で、長い文は2通分以上で数えます。通話やSMSの料金が高額になると、povoが一時的に回線を止める場合もあります。
povoで中国へ行く人のまとめ(使う量ごとの答え)
あなたがトッピングとeSIMのどちらにするかは、中国にいる日数と使う量で決まります。
4〜7日で3GBまでなら、エリアトッピングで済ませてかまいません。1GBで足りる人は、3日以内は680円、4〜6日は2回買って1,360円です。
3日で1GBを超えそうなら、中国eSIMのほうが安く済みます。7日以内で3GBを超えると、povoでいちばん安いのはレギュラートッピング5GBの7,080円です。8日以上で3GB前後使う人も、eSIMが安い側に回ります。
日数やデータ量が違う人は、判定ツールで確かめられます。LINEやGoogleを確実に使いたい人は、eSIMの接続方式で選んでください。
povoは基本料が0円なので、中国へ行く月だけトッピングを買えば足ります。ただし公式ページには、180日を超える継続利用に一定の条件があると書かれています。
プラン料金に海外のデータ通信が含まれる契約との違いは、海外で使うならどっち?ahamoと楽天モバイルの比較で比べています。
あなたの条件で判定する
データ確認
契約中のキャリアを選ぶと、判定が表示されます。
エリアトッピングで足ります。eSIMとの差はわずかです
- 中国で5日・3GBなら、エリアトッピング「3GB(7日間)¥1,980」で¥1,980です。
- 同条件のeSIMは¥1,750前後で、差は約¥230です。アプリで買うだけのトッピングが手軽です。
- 中国ではローミングが日本のネットワーク経由で接続されるため、現地の通信規制の影響を受けにくいという利点もあります(要一次確認)。
広告次にすること
新規加入後は、海外ローミングを使うためにpovoサポート(チャット)への申し込みが必要です。
国内用のトッピングは海外では使えません。海外データトッピングを別途購入する必要があります。
公式サイトで必ず確認してください この判定は2026年10月23日時点の各社公式の情報にもとづく目安です。料金・対象国・適用条件は変わることがあるので、申し込みや出発の前に、povoの公式サイトで最新の条件を確かめてください。
Sources